会計検査院法第30条の2の規定に基づく報告書
「各府省庁の災害関連情報システムに係る整備、運用等の状
況について」
平 成 3 0 年 4 月
我が国では、自然災害により古くから多くの人的、財産的被害が生じてきており、自 然災害から国土並びに国民の生命、身体及び財産を保護するための災害対策は重要な課 題である。
我が国の災害対策は、災害対策基本法(昭和36年法律第223号)、防災基本計画(昭 和38年6月策定)等により定められており、国、地方公共団体、公共機関等はこれに基 づいて、災害予防、災害応急、災害復旧復興の各段階において災害対策を講じている。
東日本大震災を契機とした災害対策基本法の改正では、災害に関する情報を共有し相 互に連携して災害応急対策の実施に努めること、都道府県が被害状況の把握等を行うこ とができなくなったときは、国は災害に関する情報の収集に特に意を用いなければなら ないことが定められた。
災害対策のうち、災害応急対策は、発災直後に行うことから迅速かつ円滑な実施が必 要とされる業務である。災害対策を円滑に進めるためには、この段階において、災害に 関する情報が的確かつ迅速に収集、伝達等されることが重要である。
このため、各機関は、それぞれの所掌事務等について災害に関する情報の収集、伝達 等に使用するための情報システムを整備し、内閣府は、各機関が当該情報システムによ り収集した災害関連情報を集約し、共有するなどのため、総合防災情報システムを整備 している。
本報告書は、以上のような経緯等を踏まえて、災害関連情報システムの整備、運用等 の状況について検査を行い、その状況について取りまとめたことから、会計検査院法 (昭和22年法律第73号)第30条の2の規定に基づき、会計検査院長から衆議院議長、参 議院議長及び内閣総理大臣に対して報告するものである。
平 成 3 0 年 4 月
目
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 検査の背景 1
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(1) 我が国の災害対策に係る法制度等 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ア 災害対策基本法の概要等 1
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イ 防災基本計画の概要等 4
・・・・・・・・・・・・・・・
(2) 災害発生時における被害状況等の報告の手順等 7
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ア 災対法に基づく被害状況等の報告の手順 7
・・・・・・・・ イ 防災基本計画に基づく被害状況の情報等の収集・連絡の手順 8
・・・・・・・・・・・・・・ (3) 災害対策に用いる防災情報システムに係る計画等 10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ア 防災情報システム整備の基本方針 10
・・・・・・・・・・・・・・・・
イ 災害管理業務の業務・システム最適化計画 11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4) 総合防災情報システムの概要等 12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ア 総合防災情報システムの概要 12
・・・・・・・・・・・・・・
イ 総防システムへの各指定府省庁からの接続手段 13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウ 総防システムによる情報共有方法 13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エ 総防システムに対する政府による検証 15
・・・・・・ (5) 災害情報ハブ推進チームにおける標準化災害情報プロダクツの提示 15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2 検査の観点、着眼点、対象及び方法 17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) 検査の観点及び着眼点 17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2) 検査の対象及び方法 17
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3 検査の状況 18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) 災害関連情報システムの整備状況等 18
・・・・・・・・・・・・・・
ア 災害関連情報システムの整備、運用等の経費等 18
・・・・・・・ イ 災害応急対策の内容からみた災害関連情報システムの整備状況 21 ウ 標準化災害情報プロダクツの情報項目からみた災害関連情報システムのシス
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テム取扱情報 26
・・・・・・・・・・ (2) 各災害関連情報システムによる災害関連情報の共有状況等 29
・・・・・・・・・・・・・・
ア 総防システムによる災害関連情報の共有状況等 29
・・・・・・・ ウ 災害関連情報システムに登録された災害関連情報の公開状況等 45
・・・・・・・・ (3) 災害関連情報システムの運用継続性を確保するための対策状況 49
・・・・・・・・・・・・・ ア 災害関連情報システムの冗長化とリソースの状況 49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イ 情報システム業務継続計画の策定状況 54
・・・・・・・・・・・ ウ 災害関連情報システムにおける事前の訓練の実施状況 55
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4 所見 57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) 検査の状況の概要 57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2) 所見 62
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別表 63
・本文及び図表中の数値は、表示単位未満を切り捨てている。
事 例 一 覧
[既存の災害関連情報システムの後継となる新たな災害関連情報システムを整備 したのに、既存の災害関連情報システムに係る契約を見直さないまま継続して いたもの]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<事例1> 21
[総防システムに登録された災害関連情報をインターネット経由により閲覧でき る外部配信機能を整備していたのに、当該災害関連情報を閲覧できるようにし ていなかったもの]
各府省庁の災害関連情報システムに係る整備、運用等の状況について
検 査 対 象 内閣府本府、総務省、消防庁、厚生労働省、農林水産省、経済
産業省、国土交通省、国土地理院、気象庁、海上保安庁、原子
力規制委員会、防衛省
災害関連情報シ 各府省庁が災害応急対策に用いる情報の収集等を行う情報シス ステムの概要
テム
前記の府省庁が 67システム 整備、運用等し
ている災害関連 情報システムの 数
上記災害関連情 整備経費 396億6954万円 報システムの整
備経費及び運用 (平成24年度~29年度(29年9月30日まで)) 等経費に係る支
払額 運用等経費 566億2355万円
(平成24年度~29年度(29年9月30日まで))
計 962億9310万円
1 検査の背景
(1) 我が国の災害対策に係る法制度等
ア 災害対策基本法の概要等
我が国の防災関係の基本法として、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害
から保護するために、防災に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体等を通じて
必要な体制を確立し、責任の所在を明確にするとともに、必要な災害対策の基本を
定めることにより、総合的かつ計画的な防災行政の整備及び推進を図ることなどを
目的として、災害対策基本法(昭和36年法律第223号。以下「災対法」という。)が
制定されている。
災対法によれば、国は、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護す
る使命を有することに鑑み、組織及び機能の全てを挙げて防災に関し万全の措置を
講ずる責務を有するとされている。また、内閣府に内閣総理大臣を会長とした中央
なる防災基本計画の作成、その実施の推進及び防災に関する重要事項の審議をそれ
ぞれ行うなどとされている(図表0-1参照)。
図表0-1 中央防災会議組織図
災対法は、阪神・淡路大震災、東日本大震災等の大規模な災害の発生を契機とす
るなどして改正されてきている(図表0-2参照)。 中央防災会議
会長 内閣総理大臣
幹事会
(幹事会の庶務は、内閣府政 策統括官(防災担当)が行 う。)
内
閣
総
理
大
臣
、
防
災
担
当
大
臣
諮問 答申 意見
専門調査会
(中央防災会議の議決によって設置)
防災情報の共有化に関する専門調査会(平成14 年10月~15年7月)
防災対策実行会議(25年3月~)
災害対策標準化推進ワーキンググループ (26年7月~)
国と地方・民間の「災害情報ハブ」推 進チーム(29年4月~)
図表0-2 災対法の制定及び主な改正の内容
注(1) 緊急災害対策本部は、著しく異常かつ激甚な非常災害が発生した場合において、当該災害に 係る災害応急対策を推進するため特別の必要があると認めるときに内閣総理大臣が閣議決定に より内閣府に臨時に設置する機関であり、本部長は内閣総理大臣である。
注(2) 地理空間情報は、位置情報又は位置情報に関連づけられた情報である。
そして、平成24年6月の改正では、内閣総理大臣が指定する行政機関の長、地方行
政機関の長(以下、両機関をそれぞれ「指定行政機関」及び「指定地方行政機関」
といい、両機関を合わせて「指定府省庁」という。図表0-3参照)、地方公共団体の
長等、内閣総理大臣が指定する公共機関(以下「指定公共機関」という。図表0-3参
照)、都道府県知事が指定する地方公共機関(以下「指定地方公共機関」という。
図表0-3参照)、公共的団体及び防災上重要な施設の管理者は、災害に関する情報を
共有し、相互に連携して災害応急対策の実施に努めなければならないと規定された。
また、25年6月の改正では、都道府県が被害状況の把握等を行うことができなくなっ
たときは、指定行政機関の長は、その所掌事務に係る災害に関する情報の収集に特
に意を用いなければならないなどと規定された。
制定又は改正年月 制定又は改正の主な内容
昭和36年11月
(制定) 34年 伊勢湾台風
・防災に関し、必要な体制を確立し、責任の所在を明 確にするとともに、必要な災害対策の基本を定める ことにより総合的かつ計画的な防災行政の推進を図 ることなどのために災対法を制定
平成 7年12月
(第22回改正) 7年
阪神・淡路大震 災
・ボランティアや自主防災組織による防災活動の環境 整備
・緊急災害対策本部の設置要件の緩和 ・自衛隊の災害派遣要請の法定化
24年 6月
(第51回改正) 23年 東日本大震災
・発災時における積極的な情報の収集・伝達・共有の 強化
・救援物資等を被災地に確実に供給する仕組み ・地理空間情報の活用
25年 6月
(第54回改正) 23年 東日本大震災
・被災者支援の充実
・住民等の円滑かつ安全な避難の確保 ・大規模広域な災害に対する即応力の強化
・都道府県が災害の状況等を報告できなくなったとき の指定行政機関の長等による情報収集
図表0-3 災対法で指定された機関
イ 防災基本計画の概要等
災対法によれば、防災基本計画は防災に関する基本的な計画であるとされている。
そして、防災基本計画(昭和38年6月策定)に基づき、指定行政機関の長等は、そ
の所掌事務等に関して当該計画上に定められた重点を置くべき事項等を踏まえて防
災業務計画等を作成するなどしており、指定行政機関等は、当該計画等に基づき防
災に関して執るべき措置を実施している(図表0-4参照)。
機関名 定義
指定行政機関
中央省庁等で内閣総理大臣が指定する行政機関
平成12年総理府告示第62号により、内閣府、国家公安委員会、警察庁、 金融庁、消費者庁、総務省、消防庁、法務省、外務省、財務省、文部科学 省、文化庁、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、資源エネルギー庁、 中小企業庁、国土交通省、国土地理院、気象庁、海上保安庁、環境省、原 子力規制委員会、防衛省が指定されている。
指定地方行政機関
指定行政機関の地方支分部局その他の地方行政機関で、内閣総理大臣が 指定するもの
平成12年総理府告示第63号により、沖縄総合事務局、管区警察局、総合 通信局、沖縄総合通信事務所、財務局、地方厚生局、都道府県労働局、地 方農政局、北海道農政事務所、森林管理局、経済産業局、産業保安監督 部、那覇産業保安監督事務所、地方整備局、北海道開発局、地方運輸局、 地方航空局、地方測量部及び沖縄支所、管区気象台、沖縄気象台、管区海 上保安本部、地方環境事務所、地方防衛局が指定されている。
指定公共機関
独立行政法人、日本銀行、日本赤十字社、日本放送協会その他の公共的 機関及び電気、ガス、輸送、通信その他の公益的事業を営む法人で、内閣 総理大臣が指定するもの
昭和37年総理府告示第26号により、83法人が指定されている。
指定地方公共機関
図表0-4 災対法及び防災基本計画に基づく防災に関する計画の体系
(注) 指定地方公共機関は、その業務に係る防災に関する計画を作成するとされているが、当該計 画の名称が定められてないため、本図表では記載を省略した。
防災基本計画では、「第1編 総則」において、防災を時間の経過に応じて、①災
害予防、②災害応急対策及び③災害復旧復興の3段階に分け、それぞれの段階におけ
る基本理念とこれにのっとり実施すべき施策の概要を定めており、各段階における
基本理念は次のとおりとされている。
① 災害予防段階においては、災害の規模によってはハード対策だけでは被害を防
ぎきれない場合もあることから、ソフト施策を可能な限り進め、ハード・ソフト
を組み合わせて一体的に災害対策を推進する。また、最新の科学的知見を総動員
し、起こり得る災害及びその災害によって引き起こされる被害を的確に想定する
とともに、過去に起こった大規模災害の教訓を踏まえ、絶えず災害対策の改善を
作成・実施の推進
作成・実施 作成・実施
作成・ 実施 防災基本計画
防災業務計画
防災業務計画
内閣総理大臣
中央防災会議 (閣僚等)
指定行政機関 (中央省庁等)
指定公共機関 (独立行政法人等) 都道府県地域防災計画
市町村地域防災計画
知事
都道府県防災会議
図ることとする。
② 災害応急対策段階においては、発災直後は、可能な限り被害規模を早期に把握
するとともに、正確な情報収集に努め、収集した情報に基づき、生命及び身体の
安全を守ることを最優先に、人材・物資等災害応急対策に必要な資源を適切に配
分する。また、被災者のニーズに柔軟かつ機敏に対応するとともに、高齢者、障
害者その他の特に配慮を要する者に配慮するなど、被災者の年齢、性別又は障害
の有無といった被災者の事情から生ずる多様なニーズに適切に対応する。
③ 災害復旧復興段階においては、速やかに施設を復旧し、被災者に対して適切な
援護を行うことにより、被災地の復興を図る。
そして、第2編以降の各編において、地震、津波、風水害等の各災害に共通する対
策及び個別の災害に対する具体の対策について、各段階における諸施策が示されて
いる。
前記の各段階における各災害に共通する対策は、防災基本計画「第2編 各災害に
共通する対策編」(以下「共通対策編」という。)に示されており、その構成は図
図表0-5 防災基本計画の共通対策編の構成
また、23年12月に修正された後の防災基本計画の共通対策編によれば、災害の規
模や被害の程度に応じ、国、地方公共団体、公共機関等は、被害情報等の収集・連
絡を迅速に行うこととし、概括的な情報や地理空間情報も含め多くの情報を効果的
な通信手段・機材、情報システムを用いて伝達・共有し、被害規模の早期把握を行
う必要があるとされている。
(2) 災害発生時における被害状況等の報告の手順等
ア 災対法に基づく被害状況等の報告の手順
災対法に基づく被害状況等の主な報告の手順は、次のとおりとなっている(図表
0-6参照)。
① 市町村は、当該市町村の区域内に災害が発生したときは、速やかに、当該災害
の状況及びこれに対して執られた措置の概要を都道府県等に報告する。
② 都道府県は、当該都道府県の区域内に災害が発生したときは、速やかに、当該 第1章 災害予防
第1節 災害に強い国づくり、まちづくり 第2節 事故災害の予防
第3節 国民の防災活動の促進
第4節 災害及び防災に関する研究及び観測等の推進 第5節 事故災害における再発防止対策の実施
第6節 迅速かつ円滑な災害応急対策、災害復旧・復興への備え
第2章 災害応急対策
第1節 災害発生直前の対策
第2節 発災直後の情報の収集・連絡及び活動体制の確立
第3節 災害の拡大・二次災害・複合災害の防止及び応急復旧活動 第4節 救助・救急、医療及び消火活動
第5節 緊急輸送のための交通の確保・緊急輸送活動 第6節 避難の受入れ及び情報提供活動
第7節 物資の調達、供給活動
第8節 保健衛生、防疫、遺体対策に関する活動 第9節 社会秩序の維持、物価の安定等に関する活動 第10節 応急の教育に関する活動
第11節 自発的支援の受入れ
第3章 災害復旧・復興
第1節 地域の復旧・復興の基本方向の決定 第2節 迅速な原状復旧の進め方
第3節 計画的復興の進め方
第4節 被災者等の生活再建等の支援
災害の状況及びこれに対して執られた措置の概要を内閣総理大臣に報告する。
③ 指定行政機関の長及び指定公共機関の代表者は、その所掌事務等に係る災害が
発生したときは、速やかに、当該災害の状況及びこれに対して執られた措置の概
要を内閣総理大臣に報告する。
④ 内閣総理大臣は、上記の①から③までに係る報告を受けたときは、当該報告に
係る事項を中央防災会議に通報する。
イ 防災基本計画に基づく被害状況の情報等の収集・連絡の手順
防災基本計画では、共通対策編において、被害状況の情報等の報告の手順が災対
法よりも詳細に定められており、その手順は、主に、災害発生直後に行う被害の第
一次情報等の収集・連絡と、各府省庁が被害の第一次情報等の収集・連絡の次に災
害応急対策の実施に必要とする詳細情報の収集・連絡を行う一般被害情報等の収集
・連絡という二つにまとめられている(図表0-6参照)。
(ア) 被害の第一次情報等の収集・連絡手順
被害の第一次情報等の収集・連絡の主な手順は、防災基本計画において次のと
おりとなっている。
① 市町村は、人的被害の状況、建築物の被害、火災、津波、土砂災害の発生状
況等の情報を収集するとともに、被害規模に関する概括的な情報を含め、把握
できた範囲から直ちに都道府県等に報告する。
② 都道府県は、市町村等から情報を収集するとともに、自らも必要な被害規模
に関する概括的情報を把握するなどして、これらの情報を国(消防庁)に報告
する。
③ 国(内閣府、警察庁、消防庁、国土交通省、海上保安庁、防衛省等)、指定
公共機関等は、必要に応じ、自らも各種通信手段の活用等により、被害の第一
次情報や被害規模に関する概括的な情報等を速やかに把握し、官邸(内閣官
房)及び内閣府(事故災害においては安全規制等担当省庁)に連絡する。そし
て、当該連絡を受けた官邸(内閣官房)及び内閣府は、被害規模を迅速に把握
するとともに、当該情報を速やかに関係機関に連絡する。
④ 国(内閣府、警察庁、消防庁、国土交通省、海上保安庁、防衛省等)及び地
方公共団体は、必要に応じ、官邸及び非常災害対策本部又は緊急災害対策本部(注1)
収集した被災現場の画像情報の共有を図る。
⑤ 大規模な災害が発生した場合には、必要に応じ、官邸において、関係府省庁
等幹部による情報の集約等を行う。この場合、必要に応じ、関係指定行政機関
を通じて又は直接に、地方公共団体の被害状況の確認を行う。
(イ) 一般被害情報等の収集・連絡手順
一般被害情報等の収集・連絡の主な手順は、防災基本計画において次のとおり
となっている。
① 都道府県や市町村は、被害の情報を収集し、必要に応じ消防庁及び関係省庁
に当該情報を連絡する。消防庁及び関係省庁は、官邸(内閣官房)及び内閣府
(非常本部等の設置後は非常本部等)に当該情報を連絡する。
② 指定公共機関は、その業務に係る被害情報を収集し、直接又は関係指定行政
機関等を通じて官邸(内閣官房)、内閣府及び関係省庁(非常本部等の設置後
は、非常本部等)に当該情報を連絡する。
③ 指定行政機関は、その所掌事務に係る被害情報を収集し、必要に応じて、官
邸(内閣官房)、内閣府及び関係省庁(非常本部等の設置後は、非常本部等)
に当該情報を連絡する。
④ 官邸(内閣官房)、内閣府又は非常本部等は、必要に応じて、収集した被害
情報を内閣総理大臣に報告する。
⑤ 官邸(内閣官房)、内閣府又は非常本部等は、収集した被害情報を共有する
ために、指定行政機関及び指定公共機関に連絡する。
⑥ 非常本部等は、収集した被害情報を都道府県に連絡する。
図表0-6 災害発生時における被害状況の情報等の流れ
(3) 災害対策に用いる防災情報システムに係る計画等
ア 防災情報システム整備の基本方針
防災基本計画によれば、情報の収集・連絡体制の整備について、国等は、被災地
における情報の迅速かつ正確な収集・連絡を行うために、情報の収集・連絡システ
ムのIT化に努めることとされている。
中央防災会議は、指定行政機関等が個々に整備している防災情報システムの相互
の連携がとられていない面があり、効果的な防災対策に結び付いておらず指定行政
機関等間での防災情報の共有化が必要であるとして、14年10月に「防災情報の共有
化に関する専門調査会」を設置した。そして、同専門調査会は、政府が緊急に推進
すべき防災情報システムの整備戦略について検討を行い、中央防災会議は、当該検
討結果を受けて、15年3月に、防災情報システムの整備の推進に向けた具体的施策を
取りまとめた「防災情報システム整備の基本方針」(平成15年3月中央防災会議決定。
以下「基本方針」という。)を決定した。
基本方針によれば、情報は、災害時において状況に即応した対応を行うなどのた
めに最も基礎となるものであること、広域的で大規模な災害に的確に対応するため
には、大容量のデータの的確な流通を可能とする情報システムの実現とそれによる
市町村 都道府県
内閣総理大臣 中央防災会議
指定行政機関の 長及び指定公共 機関の代表者
市町村 都道府県
国(消防庁) 国(内閣府、警察庁、 国土交通省、海上保 安庁、防衛省等)等 官邸(内閣官房)
及び内閣府 非常本部等
ア 災対法に基づく被害 状況等の報告の手順
イ 防災基本計画に基づく被害状況の情報等の 収集・連絡の手順
情報共有が不可欠であることなどとして、情報の共通化・標準化を図りITを活用
した防災電子政府を構築するなどとされている。そして、指定行政機関等が共有す
べき情報の形式を標準化し、当該情報を共通のシステムに集約し、その情報にいず
れからもアクセスできる防災情報共通プラットフォーム(以下「防災PF」とい
う。)を構築して、①迅速・的確な情報収集、②信頼性の高い大容量データ通信体
系等の整備、③総合化による情報の有効活用、④的確で効果的な住民等への情報提
供、⑤情報の共通化・標準化及び⑥防災情報システム整備推進体制の整備を推進す
る各種の施策が示された。
イ 災害管理業務の業務・システム最適化計画
13年1月に、高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(平成12年法律第144号)
に基づき、内閣総理大臣を本部長とした高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本
部が設置され、電子政府の推進体制が構築された(図表0-7参照)。
図表0-7 電子政府の推進体制図(平成30年3月時点)
そして、同本部が14年9月に設置した各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議
(以下「CIO連絡会議」という。)は、国の災害における情報の収集、確認及び
集約並びに対策の実施に関わる情報の共有に係る業務や当該業務に係る情報システ
高度情報通信ネットワーク社会 推進戦略本部(IT総合戦略本部) 本部長:内閣総理大臣
本部員:全閣僚、内閣情報通信政策監 (政府CIO)及び民間有識者
内閣情報通信政策監 (政府CIO)
各府省情報化統括責任者 (CIO)連絡会議
議長:内閣情報通信政策監(政府CIO) 副議長:内閣官房情報通信技術総合戦略室副室長
総務省行政管理局長
構成員:各府省CIO(官房長、局長等)
ムについて、17年12月に、内閣府を担当府省とする「災害管理業務の業務・システ
ム最適化計画」(平成17年12月各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定。
以下「最適化計画」という。)を策定した。
最適化計画によれば、基本方針を受けて内閣府が構築した防災PFにより防災情
報の共有化を図ることとされ、次の①から⑥までの各事項を実施することとされて
いる。
① 横断的に共有化すべき情報の整理
② 防災情報の形式の標準化
③ 情報の統合化、視覚化、共有化
④ 運用ルールの明確化による恒常的な利用
⑤ セキュリティ対策の向上
⑥ 地方公共団体、企業、住民等との連携
内閣府は、最適化計画は26年3月に終了しているとしているが、「業務・最適化計
画について」(平成26年4月各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)によ
れば、その実施状況について引き続きフォローアップを行うものとされ、最適化計
画に記載する実施内容を変更する場合においては、内閣官房及び総務省が示す要領
に基づき、最適化計画を改定するものとされている。そして、CIO連絡会議が同
年4月に公表した「2012年(平成24年)度災害管理業務・システム最適化実施評価報
告書」(平成26年4月各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議報告)によれば、
内閣府は、今後も情報の統合化、視覚化及び共有化を推進するとともに、災害時に
被害状況を把握することができる省庁とのデータや情報システムの連係を引き続き
進めていく必要があり、東日本大震災等の教訓を生かし、更なる改善に取り組んで
いく必要があるとされている。
(4) 総合防災情報システムの概要等
ア 総合防災情報システムの概要
内閣府は、前記のとおり、基本方針及び最適化計画に基づき、17年度に防災PF
を整備し、横断的に共有すべき情報を防災PFに登録し、情報共有を行うこととし
て、18年度から運用を開始し、機能拡張を続けてきた。
その後、22年8月に改定された最適化計画において、防災PF、地震の震源や震度
被害早期把握システム(RAS)の三つの情報システムを統合し、総合防災情報シ
ステム(以下「総防システム」という。)として一体的に運用、管理を行うことと
し、防災PFに対して実施するとされていた各事項は、総防システムに対して実施
することとされた。
そして、内閣府は、23年5月に、総防システムの運用を開始した。
23年12月に修正された後の防災基本計画の共通対策編によれば、国、地方公共団
体等は、情報の共有化を図るために、各機関が横断的に共有すべき防災情報の形式
を標準化し、総防システムに集約できるように努めることとされている。
総防システムでは、各指定府省庁等が入力したり、閲覧したりする情報を、図表
0-8のとおり、15種類に分類して整理している。
図表0-8 総防システムにおける情報の分類
イ 総防システムへの各指定府省庁からの接続手段
内閣府は、各指定府省庁、指定公共機関等を結ぶ無線及び有線の通信設備によっ
て構成される通信ネットワークとして中央防災無線網を整備しており、総防システ
ムはこれに接続することによって、災害時にも運用することができるよう考慮する
などした仕様となっている。
各指定府省庁等は、原則として中央防災無線網又は同無線網に接続した政府共通
ネットワーク(24年12月31日以前は霞が関WAN。以下同じ。)を経由して情報シ
ステムに係る機器や端末を総防システムに接続することになる。
ウ 総防システムによる情報共有方法
各指定府省庁等の情報システムが収集するなどした情報は、次のいずれかの方法
で総防システムに集約されることになっている(図表0-9参照)。
① 各指定府省庁及び指定公共機関は、保有する情報システムと総防システムとの
1.津波 6.ガス 11.鉄道
2.台風 7.水道 12.被害報
3.地震 8.電話回線 13.施設情報
4.地震被害推計 9.河川・ダム 14.部隊派遣
5.電力 10.道路 15.ヘリ位置
④ ②
①
総防システムにログインし、情報を総防 システムに手入力
総防システムにログインし、総防システム に登録された情報を閲覧
総防システム
データベース
情報連携を行い、 総防システムに自 動入力や手入力さ れた情報を当該情 報システムに自動 入力
③ 情報連携を行い、当該情
報システムの情報を総防 システムに自動入力 気象庁
気象資料総合 処理システム
情報システム 国土交通省 統一河川情報
システム
防衛省 中央指揮システム ・・・・
指定公共機関 情報システム
・・
・・
内閣府 各指定府省庁 (アカウントによる利用)
国土交通省
〇〇省 総務省
情報連携を行い、当該情報システムの情報を総防システムに自動入力する。(注2)
② 各指定府省庁は、それぞれに与えられたアカウントを利用して総防システムに
ログインし、情報を総防システムに手入力する。
(注2) 情報連携 異なる情報システムの間で保有する情報について、情報 システム間を接続して自動的に共有する仕組み
また、内閣府は、総防システムに登録された情報を次の方法で各指定府省庁と共
有することとしている(図表0-9参照)。
③ 総防システムと各指定府省庁及び指定公共機関が保有する情報システムとの情
報連携を行い、総防システムに自動入力や手入力された情報を当該情報システム
に自動入力する。
④ 各指定府省庁は②と同様の方法により総防システムにログインし、自ら又は他
府省庁が総防システムに登録した情報を閲覧する。
図表0-9 総防システムへの情報の登録方法と登録された情報の共有方法
このように、各指定府省庁及び指定公共機関が、情報を総防システムに自動入力
するなどして当該情報を総防システムに一元的に登録することにより、各指定府省
総防システムは、登録された気象情報、地震情報、河川情報、ライフラインの状況、
避難所の状況、道路状況等の各種の情報のうち地理空間情報を電子地図上に重ねて
表示することにより、防災業務の実施における状況判断等に活用できるようになっ
ている。
エ 総防システムに対する政府による検証
総防システムは、24年6月に開催された内閣官房・内閣府行政事業レビュー「公開
プロセス」の対象とされ、この評価結果において、「大幅な改善を要する」とされ
た。そして、取りまとめコメントにおいて、実際の運用を想定したシステム設計と
すべき、民間・他省庁の資源との連携をすべき、地方公共団体と共有できるシステ
ムを整備すべき及び効果の検証を行うべきとされた。
これに対して内閣府は、「行政事業レビュー点検結果の平成25年度予算概算要求
への反映状況について」において「機能拡張項目を整理し、他機関との連携・共有
に重点化を図るなど、事業内容の見直しを行った」としている。
(5) 災害情報ハブ推進チームにおける標準化災害情報プロダクツの提示
28年7月に中央防災会議の防災対策実行会議の下に設置された「熊本地震を踏まえた
応急対策・生活支援策検討ワーキンググループ」は、28年12月に取りまとめた「熊本
地震を踏まえた応急対策・生活支援策の在り方について(報告書)」(平成28年12月
中央防災会議防災対策実行会議熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策検討ワーキ
ンググループ)において、防災分野におけるICTの導入が進んでいないとした。
これを踏まえるなどして、中央防災会議は、災害時に、国、地方公共団体、民間企
業等の各機関がそれぞれ保有している様々な情報を共有することが重要であるとして、
各種の情報について取扱いや共有・利活用に係るルール等に関する仕組みづくりを行
うために、29年4月に防災対策実行会議の「災害対策標準化推進ワーキンググループ」
の下に、内閣府副大臣(防災担当)を座長とした国と地方・民間の「災害情報ハブ」
推進チーム(以下「災害情報ハブ推進チーム」という。)を立ち上げた。そして、29
年4月の災害情報ハブ推進チームの第1回検討会において、国立研究開発法人防災科学
技術研究所(以下「防災科研」という。)等が府省庁連携防災情報共有システムで集(注3)
約及び提供することを検討している情報項目案の一覧(以下「標準化災害情報プロダ
クツ」という。)が、災害対策における情報の必要性を示す資料として提出された。
扱われている多様な形式の災害に関する情報を集約して、当該情報の形式を変換して
提供するために、図表0-10のとおり、情報項目を3の大分類、20の中分類、63の小分類
に整理したものとなっている。
図表0-10 標準化災害情報プロダクツにおける情報項目
災害情報ハブ推進チーム第1回検討会においては、標準化災害情報プロダクツの検討
が進められるなどして、府省庁連携防災情報共有システムが整備された場合は、指定
行政機関等が運用している各情報システムを同システムが仲介することにより、それ
ぞれ連携するための機能等を付加することなく当該情報システム間で情報の相互利用
が可能になるとしている。
(注3) 府省庁連携防災情報共有システム 指定行政機関等が運用している情 報システムで取り扱われている多様な形式の情報を集約し、災害に 対応する者の業務に即応可能な形に加工し、災害に対応する者の求 める形式に変換して提供する情報システム。内閣府に設置された総 合科学技術・イノベーション会議が創設した「戦略的イノベーショ ン創造プログラム」(平成26年5月総合科学技術・イノベーション 大分類 中分類 大分類 中分類 大分類 中分類
(1) 震源情報 (22) 死傷・行方不明者 医療 (46) 医療施設状況 (2) 震度情報 (23) 孤立状況 避難 (47) 避難勧告・指示 津波 (3) 津波警報・注意報 (24) 人の分布 (48) 避難所状況
(4) 津波情報 (25) 住家被害状況 物資 (49) 物資拠点状況 (5) 津波浸水情報 (26) 非住家被害状況 (50) 物資要請状況 (6) 噴火警報・予報 (27) 庁舎状況 (51) 物資調達状況 (7) 噴火速報 (28) 文教施設状況 廃棄物 (52) 清掃施設状況 (8) 降灰予報 (29) 河川・ダム施設状況 (53) 廃棄物発生状況 (9) 警報・注意報 (30) 農業施設状況 派遣 (54) 医療活動
(10) 降水量(現況) (31) 産業施設状況 (55) 警察庁(広域緊急援助隊) (11) 降水短時間予報 (32) 燃料供給状況 (56) 消防庁(緊急消防援助隊) (12) 積算雨量 (33) 道路状況 (57) 防衛省(自衛隊) (13) 積雪量 (34) 鉄道運行状況 (58) 国土交通省
(TEC-FORCE) (14) 台風情報(現況) (35) 港湾施設状況 (59) 地方自治体
(15) 台風経路図 (36) 空港施設状況 (60) 災害ボランティア (16) 河川洪水情報 (37) 電力供給状況 (61) 被害認定状況 (17) ため池情報 (38) ガス供給状況 (62) 罹災証明書発行状況 (18) 浸水(内水氾濫)情報 (39) 水道供給状況 (63) 仮設住宅供給状況 (19) 土砂災害警戒情報 (40) 下水道状況
(20) 土砂災害警戒 判定メッシュ
通信
(41) 固定電話状況 (21) 土砂災害箇所 (42) 携帯電話状況 (43) インターネット
アクセス状況 (44) 定点カメラ (45) 空撮写真・映像 人的
被害 状況
対応 小分類
洪水
小分類 小分類
気象
建物
施設
交通 ハザード 地震
火山
土砂 災害 台風
写真・ 映像
生活 再建 支援 ライフ
会議決定)に基づき防災科研等が、26年度から30年度までの予定で 当該情報システムの研究開発を行うとされている。
2 検査の観点、着眼点、対象及び方法
(1) 検査の観点及び着眼点
防災基本計画が定める防災業務のうち、災害応急対策は、前記のとおり、発災直後
に行うことから迅速かつ円滑な実施が必要とされる業務である。このため、国は、災
害応急対策に用いる情報(以下「災害関連情報」という。)を可能な限り迅速かつ的
確に収集し、また、地方公共団体、公共機関等と共有するなどする必要がある。
そして、各指定府省庁は、上記の収集や共有を円滑に実施するなどのために、それ
ぞれが必要とする災害関連情報等の収集等を行う情報システムを整備していることか
ら、これらの情報システムの運用継続性を適切に確保し、効率的、効果的に整備し、
運用等することが重要である(以下、総防システムと各指定府省庁が整備した総防シ
ステム以外の災害関連情報を収集等する情報システムを合わせて「災害関連情報シス
テム」という。)。
そこで、会計検査院は、災害関連情報システムの整備、運用等の状況について、合
規性、経済性、効率性、有効性等の観点から、次の点に着眼して検査した。
ア 災害関連情報システムの整備状況等はどのようになっているか。
イ 災害関連情報システムを整備等している各指定府省庁は、災害応急対策を効率的、
効果的に行えるよう、各災害関連情報システム等により収集した災害関連情報を他
府省庁、地方公共団体、公共機関等との間で適切に共有しているか。
ウ 災害関連情報システムを整備等している各指定府省庁は、災害時に、災害関連情
報を迅速かつ的確に収集し、伝達できるよう、各災害関連情報システムの運用継続
性を確保するために十分な措置を講じているか。
(2) 検査の対象及び方法
検査に当たっては、災害関連情報システムの整備、運用等に係る費用を対象として、
指定行政機関24府省庁のうち災害関連情報システムを整備している12府省庁から、各(注4)
災害関連情報システムの整備状況、災害関連情報のうち災害関連情報システムが取り
扱うもの(以下「システム取扱情報」という。)の情報連携等の状況、各災害関連情
報システムの運用継続性を確保するための対策の状況等について、提出を受けた調書
また、上記24府省庁のうち災害関連情報システムを整備していない12省庁及び東日(注5)
本大震災の発生以降に非常本部等が設置されるなど災害によって大きな被害を受けた
14道県から災害関連情報システムとの情報共有の状況等について、関係書類の提出を(注6)
受けるなどして調査した。
(注4) 12府省庁 内閣府本府、総務省、消防庁、厚生労働省、農林水産省、 経済産業省、国土交通省、国土地理院、気象庁、海上保安庁、原子 力規制委員会、防衛省
(注5) 12省庁 国家公安委員会、警察庁、金融庁、消費者庁、法務省、外務 省、財務省、文部科学省、文化庁、資源エネルギー庁、中小企業庁、 環境省
(注6) 14道県 北海道、岩手、宮城、福島、茨城、群馬、長野、山梨、奈良、 和歌山、広島、鳥取、福岡、熊本各県
3 検査の状況
(1) 災害関連情報システムの整備状況等
ア 災害関連情報システムの整備、運用等の経費等
12府省庁において整備され、運用されるなどしている災害関連情報システムは、
図表1-1 12府省庁において整備され、運用されるなどしている災害関連情報システム
そして、67システムに係る24年度から29年度(29年9月30日まで)までの整備経費
の支払額は計396億6954万余円、運用等経費の支払額は計566億2355万余円となって
おり、整備経費及び運用等経費に係る支払総額は合計962億9310万余円となっている 番
号 指定府省庁名 情報システム名
番
号 指定府省庁名 情報システム名
1 内閣府 総合防災情報システム 35 気象庁 雨量・レーダー情報コンテンツ作成装置 2 内閣府 中央防災無線web 36 気象庁 火山灰情報提供システム
3 内閣府 道路情報提供システム(沖縄総合事務
局) 37 気象庁 火山監視・情報センターシステム 4 内閣府 物資調達・輸送調整等支援システム 38 気象庁 気象レーダー観測処理システム 5 総務省 非常時情報伝達ネットワークシステム 39 気象庁 気象資料総合処理システム 6 消防庁 ヘリコプター動態管理システム 40 気象庁 気象資料提供システム 7 消防庁 緊急消防援助隊動態情報システム 41 気象庁 気象庁ホームページ 8 消防庁 災害時対応系システム 42 気象庁 気象等災害調査システム
9 消防庁 災害情報配信管理装置 43 気象庁 高層気象観測データ統合処理システム 10 消防庁 支援情報共有ツール 44 気象庁 指定河川洪水予報システム
11 消防庁 全国瞬時警報システム 45 気象庁 数値解析予報システム 12 消防庁 武力攻撃事態等における安否情報収集・
提供システム 46 気象庁
地域地震情報センターデータ処理システ ム
13 消防庁 防災情報システム 47 気象庁 地震活動等総合監視システム 14 厚生労働省 広域災害・救急医療情報システム 48 気象庁 潮位データ総合処理装置 15 農林水産省 国営造成土地改良施設防災情報ネット
ワークシステム 49 気象庁 天気図解析システム 16 経済産業省 ガス防災支援システム 50 気象庁 都道府県洪水予報システム 17 国土交通省 川の防災情報 51 気象庁 土砂災害警戒情報作成システム 18 国土交通省 潮位情報システム 52 気象庁 突風等短時間予測システム 19 国土交通省 統一河川情報システム 53 気象庁 予報作業支援システム
20 国土交通省 統合災害情報システム(DiMAPS) 54 海上保安庁 ナブテックス(航行警報テレックス)シ ステム
21 国土交通省 道路管理用情報共有プラットフォーム 55 海上保安庁 伊勢湾海上交通情報機構 22 国土交通省 道路情報提供システム(関東地方整備
局) 56 海上保安庁 沿岸域情報提供システム 23 国土交通省 道路情報提供システム(近畿地方整備局) 57 海上保安庁 海上保安業務システム 24 国土交通省 道路情報提供システム(九州地方整備
局) 58 海上保安庁 瀬戸内海海上交通情報機構(関門海峡) 25 国土交通省 道路情報提供システム(四国地方整備
局) 59 海上保安庁 瀬戸内海海上交通情報機構(大阪湾) 26 国土交通省 道路情報提供システム(中国地方整備
局) 60 海上保安庁 瀬戸内海海上交通情報機構(備讃瀬戸) 27 国土交通省 道路情報提供システム(中部地方整備
局) 61 海上保安庁 瀬戸内海海上交通情報機構(来島海峡) 28 国土交通省 道路情報提供システム(北海道開発局) 62 海上保安庁 東京湾海上交通情報機構
29 国土地理院 GNSS(全球測位衛星システム)連続観測
システム 63
原子力規制委
員会 緊急時対策支援システム 30 国土地理院 地震時地盤災害推計システム(SGDAS) 64 原子力規制委
員会
緊急時放射線モニタリング情報共有・公 表システム
31 国土地理院 防災地理情報整備・点検システム 65 原子力規制委
員会 統合原子力防災ネットワークシステム 32 気象庁 CTBTO(包括的核実験禁止条約機関)
(図表1-2及び図表1-3参照。各災害関連情報システムの整備経費及び運用等経費に
係る支払額の一覧については別表1参照)。
図表1-2 12府省庁の災害関連情報システムに係る整備経費の支払額等
注(1) 国庫債務負担行為により複数年度契約を締結しているものは、当該契約を締結した年度に1 件として契約件数を計上している。ただし、平成24年度の契約件数には、23年度以前に契約を 締結し、24年度以降に支払があった契約の件数も計上している。
注(2) 一つの契約の中で災害関連情報システムの整備と運用等をまとめている場合は、整備に係る 額が運用等に係る額を上回る契約のみを計上している。
注(3) 一つの契約の中で災害関連情報システム以外の情報システムを含む複数の情報システム等 をまとめている場合は、契約金額を明確に分けられないことから、契約件数(9件)のみを計 上しており、当該支払額(27億余円)は計上していない。
図表1-3 12府省庁の災害関連情報システムに係る運用等経費の支払額等
注(1) 国庫債務負担行為により複数年度契約を締結しているものは、当該契約を締結した年度に1 件として契約件数を計上している。ただし、平成24年度の契約件数には、23年度以前に契約を 締結し、24年度以降に支払があった契約の件数も計上している。
注(2) 一つの契約の中で災害関連情報システムの整備と運用等をまとめている場合は、運用等に係 る額が整備に係る額を上回る契約を計上している。
注(3) 一つの契約の中で災害関連情報システム以外の情報システムを含む複数の情報システム等を まとめている場合は、契約金額を明確に分けられないことから、契約件数(44件)のみを計上 しており、当該支払額(32億余円)は計上していない。
指定府省庁名
契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 内閣府 4 3 265,356 7 184,949 1 58,680 2 39,355 2 29,430 0 - 15 577,771 総務省 0 0 - 0 - 0 - 0 - 0 - 0 - 0 - 消防庁 7 11 835,455 6 247,715 5 131,889 5 135,216 8 759,472 2 138,802 37 2,248,552 厚生労働省 1 0 - 1 88,935 0 - 0 - 0 - 0 - 1 88,935 農林水産省 1 1 3,454 1 9,450 1 34,992 1 91,303 0 - 0 - 4 139,199 経済産業省 1 1 34,414 0 - 0 - 0 - 1 23,981 0 - 2 58,395 国土交通省 7 2 160,125 5 181,629 6 700,650 2 616,140 5 113,475 2 117,720 22 1,889,739 国土地理院 2 1 5,008 0 - 1 1,500 0 - 0 - 0 - 2 6,508 気象庁 18 7 1,739,578 9 524,371 11 1,431,044 5 1,373,901 3 409,774 4 891,962 39 6,370,633 海上保安庁 3 9 772,673 6 705,610 4 45,192 2 44,689 2 1,080,991 3 242,168 26 2,891,326 原子力規制委員会 2 0 - 1 132,510 4 121,856 7 305,755 4 272,516 3 202,486 19 1,035,125 防衛省 2 11 5,377,315 3 3,711,021 2 3,533,698 10 5,913,745 4 2,898,405 0 2,929,169 30 24,363,356 計 48 46 9,193,382 39 5,786,191 35 6,059,505 34 8,520,107 29 5,588,047 14 4,522,308 197 39,669,543 (単位:件、千円) シ
ス テ ム 数
平成24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度(29年9月30日まで) 計
指定府省庁名
契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額 契 約 件 数
支払額
内閣府 4 5 35,075 5 36,427 8 65,474 6 66,631 8 84,869 8 80,525 40 369,003 総務省 1 1 3,675 1 3,675 1 3,780 1 3,803 1 3,780 1 3,780 6 22,493 消防庁 7 15 259,895 11 361,856 10 397,428 10 382,686 12 426,256 10 373,174 68 2,201,297 厚生労働省 1 1 47,048 1 47,048 1 47,048 1 46,814 1 47,048 1 47,048 6 282,055 農林水産省 1 6 22,093 6 22,282 5 27,353 6 24,628 5 58,108 1 13,845 29 168,312 経済産業省 1 1 6,825 1 11,550 2 10,519 1 10,735 1 10,864 0 - 6 50,494 国土交通省 7 10 1,097,355 5 1,122,328 6 1,166,222 10 1,292,964 5 1,778,095 6 1,644,445 42 8,101,412 国土地理院 1 23 1,605,973 25 377,822 33 499,606 37 527,149 52 648,224 12 223,321 182 3,882,097 気象庁 22 29 1,570,906 17 1,900,916 28 2,075,552 30 1,131,189 30 2,652,744 22 1,407,822 156 10,739,131 海上保安庁 9 9 60,188 11 1,652,681 9 1,541,996 10 822,025 15 816,934 7 793,617 61 5,687,442 原子力規制委員会 3 10 65,000 2 178,109 32 1,061,882 43 1,771,025 27 2,182,822 24 1,299,711 138 6,558,552 防衛省 2 5 3,119,921 2 2,882,552 7 3,014,259 5 3,102,061 6 3,358,089 3 3,084,381 28 18,561,264 計 59 115 7,893,958 87 8,597,250 142 9,911,123 160 9,181,715 163 12,067,837 95 8,971,673 762 56,623,559 (単位:件、千円) シ
ス テ ム 数
12府省庁が個別に整備した各災害関連情報システムの整備、運用等に係る契約の
状況についてみたところ、内閣府において、事例1のとおり、26年5月から保守し、
運用している災害関連情報システムの運用期間中に、その後継となる新たな災害関
連情報システムを整備したのに、既存の災害関連情報システムの保守及び運用に係
る契約を見直さず、当該契約を継続していた事態が見受けられた。
<事例1>既存の災害関連情報システムの後継となる新たな災害関連情報システムを整備したの に、既存の災害関連情報システムに係る契約を見直さないまま継続していたもの
内閣府は、大規模災害が発生した場合に、同府に設置した非常本部等が被災都道府県に対し て必要に応じて緊急支援物資の調達・供給を行うこととしている。同府は、平成25年8月に、物 資調達・輸送調整等支援システムの開発業務契約を1554万円で締結するとともに、26年4月に、 機器等賃貸借・保守業務契約を968万円で、同年5月に、保守・運用業務契約を2700万円で、い ずれも、30年度末までの国庫債務負担行為により締結して、同システムを26年5月から運用して いる(以下、これらの契約で整備した情報システムを「旧システム」という。)。
同府は、26年6月から27年3月までの間に、旧システムを活用して、指定行政機関等が被災地 等に物資を適切に供給する仕組み(以下「物資供給スキーム」という。)を運用するための検 討及び検証訓練を実施した。その結果、物資供給スキームに関するデータ項目の分類等が細分 化されていて入力項目が多く入力に時間を要するなどとして、処理を円滑化するために物資供 給スキームを見直すことにした。そして、同府は、都道府県も使用できるよう物資調達・輸送 調整等支援システムをクラウド上に再構築することとし、27年12月に、改めて物資調達・輸送 調整等支援システムの開発業務契約(以下、この契約で整備したシステムを「新システム」と いう。)を749万円で締結し、クラウド版の納品を28年3月に受けた。
同年4月14日に発生した平成28年熊本地震では、我が国で初めて、地方公共団体からの要請等 を待たずに国の判断で物資等を供給するプッシュ型支援が実施された。このプッシュ型支援で は、新システムの運用が開始される前であったが、新システムの開発業務契約により納品を受 けた物資調整シートが使用され、旧システムは使用されなかった。
そして、同府は、平成28年熊本地震発生後の同年4月26日に、新システムのクラウドサービス の提供・保守・運用業務契約を29年3月末までの契約期間として1177万円で締結し、旧システム は、新システムによって代替されたことにより、使用されなくなった。
しかし、同府は、旧システムの機器等賃貸借・保守業務契約及び保守・運用業務契約を見直 すことなく継続しており、28年4月26日から、旧システムと新システムの経費を重複して支払う 状態となっていた。
イ 災害応急対策の内容からみた災害関連情報システムの整備状況
前記のとおり、防災基本計画の共通対策編では、国、地方公共団体、公共機関等
は、被害情報等の収集・連絡等を迅速に行うこととし、多くの情報を効果的な通信
手段・機材・情報システムを用いて伝達・共有し、被害規模の早期把握を行う必要
があるとしており、24府省庁はそれぞれ災害応急対策において取組の主体となる業
前記の67システムについて、24府省庁における防災基本計画全体の災害応急対策
で使用する災害関連情報システムを防災基本計画に定められた災害応急対策の主な
内容ごとにみると、図表1-4のとおり、災害応急対策の第1節の災害発生直前の対策
に使用するものが32システム、第2節の発災直後の情報の収集・連絡及び活動体制の
確立に使用するものが44システム、第3節の災害の拡大・二次災害・複合災害の防止
及び応急復旧活動に使用するものが29システム、第4節の救助・救急、医療及び消火
活動に使用するものが7システム、第5節の緊急輸送のための交通の確保・緊急輸送
活動に使用するものが21システム、第6節の避難の受入れ及び情報提供活動に使用す
るものが14システム、第7節の物資の調達、供給活動に使用するものは3システムと
なっていた。
一方、第8節の保健衛生、防疫、遺体対策に関する活動、第9節の社会秩序の維持、
物価の安定等に関する活動、第10節の応急の教育に関する活動、第11節の自発的支
援の受入れについては、必ずしも災害関連情報システムを利用した業務遂行になじ
図表1-4 防災基本計画に定められた災害応急対策別の災害関連情報システム数
(注)一つの情報システムで、複数の節に対応するものがある。
24府省庁の災害応急対策の活動と各災害関連情報システムとの対応状況について
みると図表1-5のとおりである。
節 概要
第1節 災害発生直前の対策
災害発生の兆候が把握された際には、警報等の伝達、住民の避難
誘導、所管施設の緊急点検等の災害未然防止活動を行う。 32
第2節 発災直後の情報の収集・連 絡及び活動体制の確立
発災直後においては、被害規模を早期に把握するとともに、災害 情報の迅速な収集及び伝達、通信手段の確保、災害応急対策を総 合的、効果的に行うための関係機関等の活動体制及び大規模災害 時における広域的な応援体制を確立する。
44
第3節 災害の拡大・二次災害・複 合災害の防止及び応急復旧活動
応急対策を実施するための通信施設の応急復旧、二次災害を防止 するための土砂災害等の危険のある箇所の応急工事、被災者の生
活確保のためのライフライン等の施設・設備の応急復旧を行う。 29
第4節 救助・救急、医療及び消火 活動
被災者に対する救助・救急活動、負傷者に対する迅速かつ適切な
医療活動、消火活動を行う。 7
第5節 緊急輸送のための交通の確 保・緊急輸送活動
円滑な救助・救急、医療及び消火活動等を支え、また被災者に緊 急物資を供給するため、交通規制、施設の応急復旧、障害物除去
等により交通を確保し、優先度を考慮した緊急輸送を行う。 21
第6節 避難の受入れ及び情報提供 活動
被災者の速やかな避難誘導と安全な避難所への受入れ、避難所の 適切な運営管理を行う。また、被災状況に応じ、応急仮設住宅等 の提供、広域的避難収容活動を行う。被災者等へ的確かつ分かり やすい情報を速やかに公表・伝達するとともに、相談窓口の設置 等により、住民等からの問合せに対応する。
14
第7節 物資の調達、供給活動 被災者の生活維持に必要な食料・飲料水及び生活必需品等を調達し、被災地のニーズに応じて供給する。 3
第8節 保健衛生、防疫、遺体対策 に関する活動
被災者の健康状態の把握等避難所を中心とした被災者の健康保持 のために必要な活動を行うとともに、仮設トイレの設置等被災地 域の保健衛生活動、防疫活動を行う。また、迅速な遺体対策を行 う。
0
第9節 社会秩序の維持、物価の安 定等に関する活動
防犯活動等による社会秩序の維持のための施策の実施を行うとと もに、物価の安定・物資の安定供給のための監視・指導等を行
う。 0
第10節 応急の教育に関する活動
地方公共団体は、仮校舎及び仮運動場の確保、学校施設の応急復 旧、安全な通学及び学校給食の確保、教科書及び学用品の供給、 授業料等の減免、奨学金の貸与、被災による生活困窮家庭の幼 児、児童、生徒に対する就学支援の増強並びに特別支援学校等在 籍児童等の就学奨励費の再支給等応急の教育に必要な措置を講ず る。
0
第11節 自発的支援の受入れ ボランティア、義援物資・義援金、海外等からの支援を適切に受け入れる。 0
防災基本計画に定められた災害応急対策の主な内容 シス
図表1-5 防災基本計画における災害応急対策と各災害関連情報システムとの対応状況
防災基本計画
指定府省庁名
災害関連情報システム名
第 1 節
第 2 節
第 3 節
第 4 節
第 5 節
第 6 節
第 7 節
第 8 節
第 9 節
第 10 節
第 11 節
内閣府 ○ ○ ○ ○ ○
総合防災情報システム ☆ ☆
中央防災無線web ☆
道路情報提供システム(沖縄総合事務局) ☆ ☆
物資調達・輸送調整等支援システム ☆
国家公安委員会 △ ○ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○
警察庁 △ ○ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○
金融庁
消費者庁 ○ ○ ○
総務省 ○ △ ○
非常時情報伝達ネットワークシステム ☆
消防庁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ヘリコプター動態管理システム ☆ ☆
緊急消防援助隊動態情報システム ☆ ☆
災害時対応系システム ☆ ☆
災害情報配信管理装置 ☆
支援情報共有ツール ☆ ☆
全国瞬時警報システム ☆
武力攻撃事態等における安否情報収集・提
供システム ☆
防災情報システム ☆
法務省 △ ○ △ ○ ○ ○ △
外務省 △ ○ ○
財務省
文部科学省 ○
文化庁 ○
厚生労働省 ○ ○ ○ ○ ○ ○
広域災害・救急医療情報システム ☆ ☆
農林水産省 ○ ○ ○ ○
国営造成土地改良施設防災情報ネットワー
クシステム ☆
経済産業省 ○ △ △ ○
ガス防災支援システム ☆ ☆
資源エネルギー庁 ○ ○
中小企業庁
国土交通省 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
川の防災情報 ☆ ☆ ☆ ☆
潮位情報システム ☆
統一河川情報システム ☆ ☆ ☆ ☆
統合災害情報システム(DiMAPS) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
道路管理用情報共有プラットフォーム ☆ ☆
道路情報提供システム(関東地方整備局) ☆ ☆
道路情報提供システム(近畿地方整備局) ☆ ☆
道路情報提供システム(九州地方整備局) ☆ ☆
道路情報提供システム(四国地方整備局) ☆ ☆
道路情報提供システム(中国地方整備局) ☆ ☆
道路情報提供システム(中部地方整備局) ☆ ☆
道路情報提供システム(北海道開発局) ☆ ☆
国土地理院 ○
GNSS(全球測位衛星システム)連続観測シ
ステム ☆ ☆ ☆
地震時地盤災害推計システム(SGDAS) ☆
防災地理情報整備・点検システム ☆ ☆
注(1) 各指定府省庁が、防災基本計画上、災害応急対策において取組の主体となる場合に 「○」とし協力・連絡する相手となる場合に「△」としている。なお、各指定府省庁が取組 の主体となる災害応急対策又は協力・連絡する相手となる業務を行う場合についても「○」 又は「△」を付している。
注(2) 本図表中「☆」は、各指定府省庁の災害応急対策について各災害関連情報システムが対応 するものを表していて、「システム計(☆)」欄の計数は、「☆」の合計数である。
防災基本計画
指定府省庁名
災害関連情報システム名
第 1 節
第 2 節
第 3 節
第 4 節
第 5 節
第 6 節
第 7 節
第 8 節
第 9 節
第 10 節
第 11 節
気象庁 ○ ○ ○
CTBTO(包括的核実験禁止条約機関)デー
タ変換装置 ☆ ☆ ☆
アメダスデータ等統合処理システム ☆ ☆ ☆ 異常天候情報作成装置 ☆ ☆ ☆ 雨量・レーダー情報コンテンツ作成装置 ☆ ☆ ☆ 火山灰情報提供システム ☆ ☆ ☆ 火山監視・情報センターシステム ☆ ☆ ☆ 気象レーダー観測処理システム ☆ ☆ ☆ 気象資料総合処理システム ☆ ☆ ☆ 気象資料提供システム ☆ ☆ ☆ 気象庁ホームページ ☆ ☆ ☆ 気象等災害調査システム ☆ ☆ 高層気象観測データ統合処理システム ☆ ☆ ☆ 指定河川洪水予報システム ☆ ☆ ☆ 数値解析予報システム ☆ ☆ ☆ 地域地震情報センターデータ処理システム ☆ ☆ ☆ 地震活動等総合監視システム ☆ ☆ ☆ 潮位データ総合処理装置 ☆ ☆ ☆ 天気図解析システム ☆ ☆ ☆ 都道府県洪水予報システム ☆ ☆ ☆ 土砂災害警戒情報作成システム ☆ ☆ ☆ 突風等短時間予測システム ☆ ☆ ☆ 予報作業支援システム ☆ ☆ ☆
海上保安庁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ ○ △
ナブテックス(航行警報テレックス)シス
テム ☆ ☆
伊勢湾海上交通情報機構 ☆
沿岸域情報提供システム ☆
海上保安業務システム ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 瀬戸内海海上交通情報機構(関門海峡) ☆
瀬戸内海海上交通情報機構(大阪湾) ☆ 瀬戸内海海上交通情報機構(備讃瀬戸) ☆ 瀬戸内海海上交通情報機構(来島海峡) ☆
東京湾海上交通情報機構 ☆
環境省 △ ○
原子力規制委員会 △ ○ ○ ○
緊急時対策支援システム ☆ 緊急時放射線モニタリング情報共有・公表
システム ☆ ☆ ☆
統合原子力防災ネットワークシステム ☆ ☆ ☆
防衛省 △ ○ △ ○ ○ ○ ○ △ ○
中央指揮システム ☆
統合気象システム ☆
32 44 29 7 21 14 3 0 0 0 0 システム計(☆)